底冷えする日が続く二月の末日。東京スカイツリータウン・ソラマチのB3F、押上駅連絡フロアの一角に立派な展示品。
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一見造花かと思ったが、近寄ってよく見ると本物!山形県の啓翁桜(ケイオウザクラ)と書いてある。初めて聞く名前だ。
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調べてみると啓翁桜とはシナミザクラとカンヒザクラを交配して作られた品種で、秋から冬にかけての休眠特性を利用して促成栽培することで冬に花を咲かせることが出来るという。
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この技法と栽培に適した気候風土を活かして山形県では切り花用の促成栽培が行われ、日本一の出荷量を誇っているそうだ。
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一つ一つの花は小ぶりだが、これだけあるとなかなかのボリューム感。「冬に咲く桜」があるとは知りませんでした。
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同じ「桜」でも、ソメイヨシノが咲くのは三月下旬から。凍りつきそうなくらいの寒さが続く毎日の中で、春を先取りする彩りの風景です。
(撮影:2024年2月末)